今年買って良かった物、勿論電子タバコ関連の製品に限定した話です。こういうのはアトマイザーとかMOD、リキッドといったカテゴリ別に分けて挙げていくと面白いのでしょうが、財力の乏しさからそんなにハードウェアの方は買っていないので混合で下に5つに絞って挙げていきます。
今年電子タバコ関連で購入した物の中で最も良かったのがHcigar Fodi F2アトマイザー。自分でコイル巻いてコットン通してビルドしたアトマイザーが一番美味しいのは以前から知ってたのですが、Kanger SubTank MiniのRBAユニットの時から安定しないなぁと思ってたんですよ。SubTank Miniを使ってたのがえらく古く感じますが販売されたのは今年でしたよね?そこから幾つかのアトマイザーでRBAを経験してやっと私にぴったりなアトマイザーに辿り着いた気がします。Fodi F2の魅力は何と言ってもビルドが下手でも味が出る、これに尽きます。今まで電子タバコ初心者のチラシの裏さんで言う所のビルド運、これに味が左右される事が多かったのですが、Fodi F2は大体何やっても一定以上の味が出るのでビルドのやり直しって事がほぼ無いです。
欠点としてはボトムフローの宿命とも言える漏れというか気道にリキッドが溜まる問題はどうしても出ます。定期的に息を吹きこんで溜まったリキッドを抜いてやる必要はあるのですが、それほど大量ではないので許容範囲かな。どちらにしろ持ち運び用としては使いませんが、RTAのようにボタボタ漏れてくる事はないので自宅用としては大きなストレスはありません。使い始めの頃はドロー重過ぎって思ってましたがコイルの設置位置を高めにしたのが功を奏したのか、または慣れたのかエアホール全開なら丁度良い具合になりました。
■Quacks Juice Factory Goose Juice
Fodi F2に次いで良かったのが通称がちょう汁でお馴染のQuacks Juice Factory Goose Juice。もっと美味しいリキッドなら色々とあるとは思います。特にバニラカスタード系だと吸った事はありませんがGrant's Vanilla Custard(GVC)が有名ですね。でもGoose JuiceはDIY用の濃縮タイプに限れば凄く安いのが魅力です。DIYと言ってもグリセリン(以下VG)とプロピレングリコール(以下PG)で原液を5倍に薄めるだけですからね。これだけ美味しくて150ml分が1,500円は安過ぎるんじゃないかと思いますよ。VGとPG分の費用を入れても150ml分が2,000円掛からないぐらいじゃないでしょうか。濃い味が好みの私でも推奨通りの5倍で十分濃すぎるぐらいですが、人によっては6倍ぐらいにしても良いかもしれません。
欠点を挙げると舌が麻痺してくるほど濃厚で、頻繁にチェーンしていると次第に味を感じなくなる事があります。ただこの濃さが魅力なので推奨通りで調整しますが、1日中これだけ吸い続けるのは無いかなと思いますね。どんなに好きでも毎日シュークリームを5個も6個も食べれないですもんね。時折サッパリ系のリキッドを挟んで吸う事が多くなりました。
一時期はメインで、現在はサブとして運用しているaspire Cleito Tank。自分でビルドしなくても既製品のコイルで十分に味が出る中々優れたアトマイザーです。爆煙機のように紹介されている事を多々目にしますが味は普通に濃いので少々コイルが高いのは許せます。ただ漏れないなんてレビューしているブログがありますが断言します。ガッツリ漏れます。最初は自分のCleitoが漏れるのは個体差かなと思ってましたがコイルが新しい内は確かに漏れません。でも1、2日程度の使用でコイルが劣化してくるとどんどん漏れてくるので、こうなると個体差関係なく構造上漏れる物として受け入れるしかないですね。当初燃費が酷く悪いと思ってましたがFodi F2やAvocadoの方が極悪なので今となっては可愛いものですよ。
最大の欠点は漏れですが、もう一つ気に入らないのは標準付属のドリップチップ。流石にそれはないだろっていう筒状の専用の物が付属してますが、それなら付属してない方が良いぐらいですね。幸いにも一般的な510規格のドリップチップがはめられるのでそんなに大きな不満はありませんが、別途ドリップチップは用意しておく必要があります。
定番中の定番なので紹介するまでもありませんが、Eleaf iStick Picoはやっぱり挙げておこうかなと。人気MODとはいえ欠点も少なくないんですよね。一番の欠点として挙げられている所としては、電池カバーが出っ張っている構造でアトマイザーのサイズを選ぶ部分でしょうか。現在主流の22mm径のアトマイザーでもエアフローの位置次第で電池カバー周辺に蒸気が液状化して溜まってくるとか、飛び出している部分が接触するといった欠点もありますね。勿論良い所も沢山あって外観の質感が良いとか大概の用途で十分な最大75Wの出力、バッテリーを除いて100gを切る軽量設計、小さなサイズ、使えるかは別として温度管理機能、ファームウェアアップデート対応といった所でしょうか。
私としては75Wまで出せてバッテリー交換型のMODの中では販売価格が安いというのがiStick Picoの最大の魅力だと思っています。これで4,000円や5,000円だったら正直そんなに良い物ではないなと思うのですが海外のショップだと2,500円程度ですからね。あまり他人と同じ物というのは好きじゃないのですが当分はこれ以上のMODは必要ないと思いますね。
■Capella Flavors Chocolate Fudge Brownie v2
今年買って良かった物として最後にCapella FlavorsのChocolate Fudge Brownie v2を挙げておきます。DIYフレーバーはまだ少数しか使用経験が無いのですが、今の所唯一の大当たりでした。素人が作るリキッドってどうしても素人感が出るんですよ。浅いと言うか単調と言うか未完成感と言えばいいのか物足りなさがあるんですよね。実際に素人だし少数のフレーバーをちょっと混ぜた程度ではそんな物なのでしょうが、Chocolate Fudge Brownieは単体だけで作ったリキッドでも完成度の高さが漂ってきます。これだけで十分美味しいのですが少し何か混ぜてアレンジを加えるだけでプロが作ったようなリキッドになるんじゃないかという期待を持たせてくれます。これから自作をやってみようと思っている方はChocolate Fudge Brownieから入っていくと難度はグッと下がると思いますよ。
濃縮リキッドのようなタイプは別としてオリジナルリキッドの自作に関しては正直ちょっと諦めかけてた部分もあったんです。思いの外面倒だしフレーバーも国内販売は結構高いですからね。でもChocolate Fudge Brownieのテイスティング用リキッドを吸ってみてもう少し頑張ってみようという思いが沸いてきました。いつかは世界に誇るVAPE JUNKIE ORIGINALリキッド、作れたらいいなぁ。