最近ずっとリキッドレビューばかりやっていたのでお気に入りのGoose Juiceが吸えなくて困っていたのですが、久しぶりに吸うとやっぱり美味しいなと再確認しながら記事を書いています。Goose Juiceが吸えなかったのは手持ちのアトマイザーが少ないのが原因で、メインで使っているHcigar Fodi F2をもう一個買っておけば解決するのですが、中々同じ物をもう一個て勿体ない気がして買えないですね。ただ先月末に開催されていた中国の春節セールで、あまり公に出来ないようなアトマイザーを2つ購入しておいたので手元に届けばアトマイザー不足は解決出来そう。公に出来ないアトマイザーが何なのかは大体察してもらえればと思いますが、このサイトでの扱いに関しては悩む所です。
電子タバコの機器におけるクローン品、模造品とかコピー品といった方が適切かもしれませんが、以前まではかなり否定的な立場でした。否定的な理由の一つは安全上の問題。ただでさえ爆発のニュースがチラホラと出てくる物なので幾ら安くても危険度のリスクを高めるべきではないという考えですね。もう一つは倫理上の問題。オーセンティック(正規品)を作成している企業の権利や利益を多かれ少なかれ侵害しているのだから悪という考えです。
クローンの安全上の問題に関しては最近になって無意味な気がしています。と言うのもオーセンティックの粗悪品もあれば、オーセンティック以上に作りの良いクローンも存在するという話も珍しくないからです。仮に粗悪なクローンのアトマイザーであってもテクニカルMOD(レギュレーテッド)で使う分には通電に問題があれば自動で出力が止まるし、オーセンティックのアトマイザーを使った所で使い方に問題があれば爆発事故を起こしかねません。そうなるとオーセンティックかクローンかよりもどのように使っているかの方が重要になってきます。ただMODに関しては実績のあるメーカーのテクニカルMODが最も安全という考えは今も変わっていませんしクローンMODは論外だと思っています。ついでに私はオーセンティック、クローン関係無くメカニカルMODはリスクだけで全くメリットを感じません。
倫理上の問題に関しては何一つ言い訳出来ませんね。今でこそ有名になったメーカーも元々はクローン屋だったという話もありクローンも電子タバコの文化の一つと言えなくもないのですが、メーカーの権利の侵害以外にも高いお金を出してオーセンティックを購入した人の前で「クローン安くて最高」何て言ったら怒られて当然だと思います。しかもクローンがオーセンティックと何ら変わらない作りなら尚更。私自身は高価なアトマイザーを買う事は無いのでクローンを使っている方に対して嫌悪感を抱く事はないのですが、強く嫌悪感を抱く方も当然いる筈なのでクローンに関する記事を書く際にはそれなりに気を使っているつもりです。
以前まで中国製リキッド何てまず吸わないと思っていました。最大の理由は誰もが思い付くように安全性の観点からです。その考えに変化があったのがHiLIQです。日本では近年IQOSが長い事品薄状態でかなり流行していますが、VAPEと呼ばれる電子タバコの市場は決して大きくはありません。そんな小さな市場にも関わらずひたむきに開拓しようというHiLIQさんの姿勢には好感を持っています。サイトには日本ユーザ専用ページが用意されており日本語サポートが可能なスタッフもいて、kitty氏は国内ベイパーの間でもちょっとした有名人になっています。
HiLIQのリキッドはまだ4種、その内3種はタバコ系で正確な評価は出来ませんが国内で人気の某リキッドよりはクオリティは高い印象でした。安全性に関しても既に多くのユーザがいるのでそれほど不安は無いようです。コスパを突き詰めていくと自作が一番ですが、ニコチンは国内では購入出来ないので添加用のニコチンリキッドの購入のついでにフレーバーを買っておくのにも良いかなと思ってます。因みに私はここのタバコ味リキッドが結構気に入っています。
昨年の今頃は15mlボトル1,000円、30mlボトル2,500円といった価格のリキッドに対して高いという印象は無かったのですが、今ではもの凄く高価に感じています。Humble Juiceが120mlボトルで2,000円ちょっと、VAPE WILDも海外購入前提ですが同価格帯、上で触れたGoose JuiceのDIY用は後からPG/VGで希釈する事前提で150ml分が1,500円ですからね。安くてそこそこ美味しいリキッドに巡り合えたのが最大の理由です。
こうなってくるとまだ吸った事の無いメーカーを新たに開拓しようという意欲がわいてこなくなりますね。ちょっと気になっている所だとXL-VAPORの大容量リキッド、NINJA WORKZのマンゴークリーム、Rocket Fuel Reaper Blend辺りですかね。XL-VAPORは国産では珍しく大容量で低価格、残り2つは決して安くは無いですね。以前までなら躊躇なく買えた価格ですが今の私にはかなりの贅沢品に思えて中々手が出ません。
ここまでを振り返ってみるとかなり考えが変わったなと思うのですが、考えだけじゃなく環境も大きく変化しました。まさか一年前までは自分でカンタルクラプトンワイヤーを巻いてVAPEしてるなんて想像もしませんでしたしね。そう言えばまだヨーロッパのリキッドは未経験なので一度吸ってみたいとは思っているのですが、アメリカの規制だけじゃなくヨーロッパでも色々と規制が作られているようなので国内のリキッドメーカーには味が薄くて価格が高いという私の先入観を打ち砕くようなリキッドを作成してほしいものです。