最近何かと商品を提供して頂いているので自腹購入レビューというのが殆ど無かったのですが、今回はちゃんと買いましたよ。MOD自体は手持ちに十分過ぎる程あるのですが、Joyetech eVic Primo Miniは仕様を見た瞬間絶対買いだと思いました。そこら辺は下の方で書いていきますが購入はEverzonで$22.83、現在円表示に変えると2,539.52円ですが為替の変動で価格も変化します。Everzonは$30以上の購入で送料無料オプションが選択出来るようになるので、コイルジグとか最近ちょっと話題の金属ブラシとか一緒に買って送料無料化しました。以前にEverzon速い!という記事を書きましたが、今回は17日注文で到着が一昨日の23日で1週間弱。最近のEverzonは日本市場向けにかなり力入れてますね。では久しぶりのJoyetech eVic Primo Mini自腹購入レビューを下でやっていきます。
(17/07/09追記)残念ながらEverzonの販売価格が一気に値上がりしてしましたが、現状だと3avapeがログイン状態で$23.20(現在の為替で約2,600円)で世界最安?販売しています。
サイズ | 25×39×80(mm) |
重量 | 公称85g(実測86.6g) |
出力 | 1-80W/TC 100-315°C |
出力モード | VW/Bypass/TC Ni/Ti/SS |
バッテリー | 18650×1 |
対応抵抗値 | 0.1-3.5Ω/TC 0.05-1.5Ω |
付属品 | USBケーブル |
全体のサイズはiStick Picoよりも大きくなっていますが奥行きではPicoよりも短く重量は約10g程軽くなっています。私がこのMODの購入に至った理由の1つが重量ですが、体感的にはPicoも十分に軽いし10g程度ではそんなに変わりませんね。側面から背面にかけてカーボン調というか本物のカーボン?、上部は平らなのでどんなサイズのアトマイザーも装着出来ますが25mm径まではみ出さずに装着出来るデザインになっています。これが2つめの理由。他、Picoより良い所として操作ボタンが全て前面にあるので底面に配置してある物より操作しやすいです。これが3つめ。
購入前に1つだけ懸念材料だったのがバッテリーの着脱。底面をスライドさせて開閉する機構になっていますが外すのは良いにしても装着し難そうだなと思ってたんですよ。慣れれば何てこと無いのですがバッテリー交換はiStick Picoの方がやりやすいのと、この機構は耐久性の面でちょっと不安な部分はありますね。それと液晶画面は大きくて見やすいのですが、専門用語で解像度が低いとか画素数が少ないと言えば良いのですかね。画面が大きいだけにちょっとカクカクが目立つ粗い画面で視認性は問題無くても見た目は私的にカッコ悪いと思いました。
電源オフ状態でパフボタン20回クリックで現在のファームウェアのバージョンが表示されます。まだ発売されたばかりのMODだし当然最新だよな思っていたら違いました。途中で電源が入りますが気にせず行って下さい。ただこんな事しなくても箱の上の方にバージョンが書いてありますが私のは6.04で現在最新は6.06。因みにアップデートは必ずしも必須ではありません。アップデートで失敗すると最悪起動しなくなるとかいう事も考えられるので、自己責任でお願いします。それとアップデートにはWindowsかMacのPCが必要となっています。
最新ファームウェアにアップデートするにはJoyetech公式で配布されているソフトウェアを先にダウンロード、ダウンロードした圧縮ファイルを展開するとUpdateFirmware.exe、eVic_Primo_Mini_V6.06.bin、Logo.bmpの3つのファイルが入っています。PCにUSBケーブルでJoyetech eVic Primo Miniを接続して認識したらUpdateFirmware.exeを実行。Updateボタンをクリックするとエクスプローラが表示されるのでV6.06.binを選択して実行します。一時無反応の状態が続きますが成功するとCompleteと表示されてアップデート成功です。
Updateボタンがグレーアウトしてクリック出来ない場合はPCとの接続で認識が上手くいっていません。その場合、Joyetech eVic Primo Miniに同梱されているUSBケーブルで接続して下さい。因みにiStick Picoのアップデートでも同梱されているケーブルじゃなければ認識せず困った経験があります。
1つ気になったのはアップデート前の6.04で最小出力値を設定する謎の出力モードがあったのですが、アップデート後の6.06ではその機能が消えました。何か未完成の実験的な機能だったのか、ちょいと気になります。
私は昔からテレビゲームでも説明書は一切読まずに手探りで覚える人種、Joyetech eVic Primo Miniを色々と弄っていて分かった機能と操作をざっと書いていきます。まず電源のオン/オフは定番のパフボタン5クリック、3クリック後にプラスかマイナスボタンで出力モードを切り替えてパフボタンで決定、パフボタンとマイナスボタン同時長押しでステルスモードのオン/オフ、パフボタンとプラスボタンの同時長押しで詳細設定メニューに入ります。
詳細設定メニューで最初に出てくるScreenは無操作からスクリーンオフになるまでの時間をマイナスボタンで選択して設定、プラスボタンで次のメニューに移動してLogoは電源オン時にロゴ表示の有無、次のPreheatはこの下で書きます。次のメニューにあるTimeoutはパフボタンを押していて無効になるまでの時間を設定。殆どのMODは大体10秒でタイムアウトしますがeVic Primo Miniはもうちょっと短く設定する事が出来ます。
さてPreheat機能についてですが、以前まで何の機能だか良く分からなかったのですが、eVic Primo Miniを弄っていてようやく分かりました。パフボタンを押してから指定した秒数だけ指定した数値で出力する機能です。例えばVWモードで25Wに設定しててもPreheat機能で30W 1.0sに設定していたらパフボタンを押してから最初の1秒だけ30Wの出力を行います。クラプトンのような立ち上がりの遅いコイルでかなり有効で、iStick Picoの最新ファームウェアでも同じ機能がありますがeVic Primo Miniで初めて有効に活用出来ています。設定方法が他のメニューと違うのですが、メニューを切り替えていきPreheatの設定画面が出たら一旦パフボタンかマイナスボタンをクリック、出力の設定欄と秒数の設定欄をパフボタンで切り替え、プラスボタンとマイナスボタンで数値を増減、一定時間放置で決定となっています。因みに秒数を0まで減らすとPreheat機能がオフに、有効な場合はVWモードの画面でWが○で囲まれて表示されます。
良い所
悪い所
液晶画面の粗さ以外、悪い所は殆ど無いのですが最後に書いたヘタっているバッテリーの件。もう2年以上前に購入したバッテリーを使っていると時折Weak Batteryの表示が出て出力が弱まります。半年ほど前に購入したバッテリーだと大丈夫なのですが、いい加減に新しくバッテリー買えよって事でしょうね。という事で早速18650バッテリー2本注文中。この件に関してはeVic Primo Miniが悪いのじゃなくてバッテリーが悪いという事を付け加えておきますが、iStick Picoだとまだギリギリ動くのでどこで見切るのか難しいですね。
(17/07/09追記)ヘタっているバッテリーの件は難癖でしたね。新しくバッテリーを買い直して使用していますが残量が残り少なくなるまでは快適に動いています。
安い、軽い、出力も機能も十分、老舗のJoyetech製、ページのタイトルにiStick Picoの時代は終わりと付けようか迷ったほど良い低価格MODで届いたその日から凄く気に入って使っています。今月末辺りに25mm径アトマイザー対応のiStick Pico 25がリリース予定ですがPico 25を待つ事無く現時点では断然Joyetech eVic Primo Miniの方が良いと思うのですがiStick Pico 25の方も触ってみない事には何とも言えませんね。